2026.10.20
この時期は、少し憂鬱です。
なぜなら、塾長として数少ない「まともな仕事」をしなければならないから。総合AとBが終わり、残すところは総合Cのみとなりました。
入試本番でしっかり点数が取ることができれば問題ないので、今の段階で必要以上に焦ることはないと思っています。実際、総合AやBで思うような結果が出なくても、そこから成績を伸ばして志望校に合格する生徒はいます。
ただ、その考え方が「まだ大丈夫」「本番までに何とかなる」という油断につながっているのであれば、話は別。
正直、総合Cでも総合AやBとさほど変わらない点数を取ること自体は、別に構わないと思っています。成績はそう簡単に上がるものではありませんし、努力したからといって必ずしもすぐに結果が出るわけではありません。
ただ、3度目の正直となる総合Cに向けて、本気で点数を取りにいく覚悟があるのか。そのために、今までの勉強への向き合い方を変えようとしているのかという話。
進路について、厳しい現状を伝えると自分の課題を受け止めて、少しずつ行動を変えてくれる生徒がいます。一方で、急に厳しい現実を突きつけられたように感じ、不機嫌になったり、勉強そのものを投げ出してしまったりする生徒もいます。
去年は何度話してもなかなか伝わらず、結局、入試直前の最後の授業まで根気強く同じことを伝え続けた生徒がいました。あのときの言葉がどれだけ届いていたのか、今でもよく分かりません。
今年は去年よりも生徒の数が増え、希望する進路も多様になりました。当然、生徒によって学力も性格も違えば、勉強に対する考え方も違います。
厳しく言われることで頑張れる子もいれば、褒められることで自信を持てる子もいる。自分から相談してくれる子もいれば、こちらから声をかけなければ何も話してくれない子もいる。
一人ひとりに合った言葉を選び、適切な距離感で向き合うことは、思っている以上に難しく、何度も失敗しています。
それでも、自分が受け持った生徒には、希望する進路を実現してほしい。
もちろん、最後に勉強するのも、試験を受けるのも生徒自身です。どれだけこちらが努力しても、本人の気持ちや行動まで変えられることはありません。
それでも、自分の思いは何度でも言葉にし、必要だと思うことは行動に移します。
できることをすべてやりきって、それでも届かないのであれば、まぁそれまでだったと。
ただ、この場所で生徒たちと過ごせる時間は、想像以上に短く、あっという間。
受験が終われば卒塾する生徒もいて、今のように毎週顔を合わせて話ができる時間も、いつかは終わります。
だからこそ、自分と関わってくれた以上は、その時間を無駄にしたくない。
今年の受験も、生徒たちに覚悟を求める以上、自分もそれ以上の覚悟を持って向き合っていこうと思います。